2015年09月16日
9月4日(金)および11日(金)、地域イノベーション研究開発拠点低層棟3階ホールにおいて、学内教職員を対象に「平成27年度科研費説明会」を開催し、2日間で延べ138名の参加がありました。
4日(金)は、珠玖 洋名誉教授から「『何がしたいのか?』をどう分かってもらうか?」、生物資源学研究科の渡邊晋生准教授から「清く正しい申請書?」と題した講演が行われました。珠玖名誉教授から、「1年のこの時期は、研究者として自分がどんな研究をしたいのかを考えるのに良い機会。申請にあたっては、新しい考え方・視点、情報・物、方法・技術のいずれかを生み出す内容になっていることが必要」との話があり、過去に科研費審査委員の表彰を受けた渡邊准教授からは、申請書を書く場合の工夫について具体的な説明がありました。
11日(金)には、西村訓弘副学長(社会連携担当)から「わかりやすい申請書の書き方」、鶴岡信治理事(研究・国際交流担当)から「専門外の審査委員に研究を理解してもらうには?-工学系の審査委員の場合―」と題した講演が行われました。西村副学長は「専門外の審査員にもわかってもらえるよう、起承転結を踏まえた申請書の作成が重要」、鶴岡理事は「イノベーションを起こすような研究計画を立てるには、日々、様々なところから社会情勢などの情報を得ることが大事」と話し、それぞれからアドバイスがありました。
次に、学術情報部社会連携チームから今年度の研究費公募について説明があった後、活発な質疑応答が行われ、有意義な説明会となりました。