2015年08月18日
8月7日(金)、高大連携サマーセミナー「日本書誌学」(人文学部)を開催しました。
今年度の高大連携サマーセミナーは7月23日(木)から8月11日(火)の期間中に各学部で開催され、県内の高校生に本学の研究や教育に対する理解を高めてもらうことを目的に実施されています。
今回は日本近世文学を研究する人文学部の吉丸雄哉 准教授が「日本書誌学」をテーマとして、大学の講義と同様の講義を行いました。
参加者は古書の扱い方や分類の方法を学び、本物の古書を用いてデータベース作成を体験しました。
他にも世界最初の紙であるパピルスや近年ユネスコ世界遺産に登録された和紙等、様々な種類の紙の性質を比べたり、書籍の装訂の一緒である「粘葉装(でっちょうそう)」を実際に作成するなど、様々な角度から書誌学の知識を深めました。
吉丸先生は講義の中で「なによりも、かけがえのない貴重な史料を大切にする心を持つことが一番大事です」と述べました。