2015年08月07日
高大連携サマーセミナー「表現を生かした教育の展開」(教育学部)が、8月5日(水)に三重大学第一体育館において開催されました。
今年度の高大連携サマーセミナーは7月23日(木)から8月11日(火)の期間中に各学部で開催され、県内の高校生に本学の研究や教育に対する理解を高めてもらうことを目的に実施されています。
この日は、教育学部の美術教育・体育教育・音楽教育の各教員と大学院生等が連携し、身体・音楽・美術の表現を活用した様々なコミュニケーションが行われました。担当は山田康彦教授、山本俊彦副学長(教育担当)、加納岳拓講師、根津知佳子教授です。気温30℃を超える真夏日でしたが、熱中症に気を付けながら、40数名の高校生がセミナーに参加し、10名の学生スタッフと活動を展開しました。
午前中の体育のセミナーでは、参加者の緊張を解きほぐすため、合言葉をもとにジャンプや駆け足等のストレッチをしたのち、ペアになって手を繋いだまま横に転がったり、輪になって体育館内を走り回るなどコミュニケーションをともなう身体表現を体験しました。
午後の美術のセミナーでは、屋外で木にくくりつけたロープにぶら下がり、大きな紙の上に足で絵を描きました。グループ毎に色使いやデザインに個性が見られ、素晴らしい共同作品が完成しました。音楽のセミナーでは、トーンチャイムという楽器を手に、パントマイムのようにバトミントンやバレーボールの動きをしながら、音によるコミュニケーションを行いました。トーンチャイムとは、一音ずつ決まった音程の音が出る楽器です。この日は、全員が異なる音を持ちましたが、バレーボールのサーブやアタック、トスの度に響く音が重なり合い、体育館中に素敵なメロディが奏でられました。
セミナーに参加した三重高校1年生の女子生徒は、「これまでも色々な大学のセミナー等に参加したが、こんなにも体を動かしたのは初めて。疲れたけど楽しい」と感想を伝えてくれました。参加した高校生にとって、今後の進路を考える上で、大変有意義な機会になったと思われます。