2015年08月12日
8月11日(火)、三重大学教育学部のオープンキャンパスが行われました。
教育学部のオープンキャンパスに参加した生徒は、まず講堂に集り全体説明を受けました。冒頭では藤田達生教育学部長から挨拶があり、「教育学部は三重大学で一番古い歴史を持つ学部。来年、再来年にはここにいるみなさんと一緒に学べることを楽しみにしています」との言葉が送られました。その後、入試に関する説明や、先輩学生からの学部・大学院の紹介が行われました。全体説明が終わると参加者は先輩学生の先導に従って、それぞれが希望するコースの説明会へと足を運びました。
国語教育コースでは、余 健教授による模擬授業が行われました。余教授は国語学(日本語学)・音声学・音韻論などを専門とする先生で、方言に関する研究を行っています。今回の模擬授業では、「マクドナルドの短縮形とそのアクセント」と題して、三重県内でも"マック"、"マクド"と呼び方が分かれることや、"マック"だけを見ても地域によって"マック↓"、"マック↑"など発音が異なることについて、生徒に実際に発音してもらいながら講義が行われました。呼び方の違いについては多くの生徒が知っていたようですが、発音の違いについては初耳だった生徒がほとんどのようで、余教授の学術的見地からの解説に興味深い面持ちで耳を傾けていました。
また、美術教育コースでは体験実習として、彫刻を担当する奥田真澄准教授より、石膏を使ったレリーフ制作が行われました。今回のレリーフ制作では粘土を整形して型を作り、そこに石膏を流し込んで作品を完成させます。参加した生徒の多くは初体験のレリーフ作りでしたが、先輩学生がしっかりとサポートにつきながら、和気あいあいと一緒になって制作に取り組みました。それぞれが思い思いの形に整形した粘土からは、先輩学生に負けることのない素敵なレリーフが取り出され、どの生徒も嬉しそうに笑顔を見せていました。
教育学部では他にも多くのコースがあり、教員養成以外様々なことについて学ぶことができます。今回オープンキャンパスに参加できなかった生徒さんも、興味のある方は大学案内や学部HPを参考にしてみてください。きっとあなたに合うコースが見つかるはずです。(大学案内:https://www.mie-u.ac.jp/exam/faculty/univ-information/)
来年、再来年にキャンパスでお会いできることを楽しみにしています。