2015年08月11日
8月10日(月)、三重大学医学部医学科のオープンキャンパスが行われました。
定員の350名は申込み開始から1週間で埋まってしまうほどの盛況ぶりで、全国各地から医師や医学研究者などを目指す高校生が一堂に会しました。ガイダンス冒頭の挨拶で、緒方研究科長はポリオワクチンを発見したジョナス・ソーク博士の功績を例に挙げ、「医師としての職業人生を豊かにするために、三重県南部の医療過疎地域が抱える社会問題にも目を向けてほしい」と述べました。
伊藤正明病院長からの附属病院紹介ののち、各担当者から入試制度の説明、三重県医師修学資金の紹介、また在校生からのエール等が続きました。家庭医療学の竹村洋典教授からは、「三重大学では知識があるだけではなく臨床能力のある医師を養成する」ため、本学医学教育の特色である「地域医療教育」「国際化教育」「医学研究者の養成」について詳しく説明がありました。
後半には、希望者毎に分かれて体験授業・模擬実習が行なわれました。外科手術に必要な手技を修得する「スキルズ・ラボ」、先輩が後輩を指導するチュートリアル形式の模擬授業、アフリカの医療実習に行った先輩からの報告や、医学英語の模擬演習など工夫を凝らしたプログラムを経て、参加した受験生にとっては進路選択のための有意義な時間となったのではないでしょうか。