2015年07月01日
6月20日(土)、名古屋市のJICA(国際協力機構)中部なごや地球ひろばにおいて、三重大学・名古屋大学・愛知教育大学の連携による「国際協力体験ワークショップ」が行われました。
本ワークショップは三重大学国際交流センターの提案によりJICA中部の全面的な協力を得て企画されたもので、三大学から教職員・学生20名が丸一日のプログラムに参加しました。
午前中はアイスブレークの後、JICAによる国際協力の概要についての説明を受けたあと、なごや地球ひろばの体験施設にて、開発途上国が抱える人口問題、貧困問題や教育、保健衛生の現状を学びました。
昼食はアフリカ・ウガンダの代表的な学校給食「ポショと白いんげんのトマト煮」を体験しました。これは「Table for Two(テーブル・フォー・ツー)」プログラムとして、1食につき20円が開発途上国の給食に寄付されるものです。
施設体験ツアーで途上国の現状を学ぶ 日本企業がバングラデシュ向けに開発した足こぎ浄水器を体験
アフリカ・ウガンダの学校給食体験
午後は、シリアでパレスチナ難民の支援活動をしていた元青年海外協力隊員(視聴覚教育)の体験談を通じ、平和と戦争について学びを深めました。プログラムの最後には「ひょうたん島問題ワークショップ」により、多文化共生に向けた課題解決の方策を議論するとともに、「援助」や「貧困」をテーマにグループディスカッションを行いました。
元シリア青年海外協力隊員による体験談 貧困の要因を考えるグループワーク
ワークショップの参加者からは、「世界全体が互いに支えあっていることがわかり、海外や世界のとらえ方が変わった」「他大学の学生と一緒に考えるのはとても良い経験になった」「いままで学んだ知識を総動員して議論ができ、いろんな人の意見も共有できてとても楽しかった」「青年海外協力隊について知り、自分も何かやってみたいと思った」「素晴らしい国だったシリアが戦争で大きく変わってしまったことに衝撃を受けた」「ワークショップのファシリテーションの仕方が勉強になった」等の感想が寄せられました。
三大学参加者とJICAスタッフによる記念撮影