2015年07月16日
文部科学省「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」に本学大学院生5名が選出されました。
「トビタテ!留学JAPAN」は、意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す気運を醸成することを目的として、2013年10月より留学促進キャンペーンとして開始されました。政府だけでなく、官民協働のもと社会総掛かりで取り組むことにより大きな効果が得られるものと考え、各分野で活躍されている方々や民間企業からの支援により、「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成します。
(参考:トビタテ!留学JAPANホームページ)
今回、本学からは選ばれたのは、工学研究科の学生5名。全5コースのうち、「自然科学系、複合・融合系人材コース」から1名、「地域人材コース」から4名が選ばれました。
「自然科学系、複合融合系人材コース」には、電気電子工学専攻の水谷有輝さんが選出。このコースでは、環境・エネルギー分野、ライフサイエンス分野、情報 通信技術分野、農林水産分野、ものづくり分野において新産業創出につながるような取組や実践活動を行い、産業界を中心に活躍する意欲のある学生支援を目的としています。水谷さんは9月からイタリアへ渡り、「福祉ロボットの研究」をテーマにパドヴァ大学、サン・カミッロ病院を訪問する予定です。
「地域人材コース」では、分子素材工学専攻から只野佑理恵さん、田中孝典さん、中村謙太さん、工学研究科 材料科学専攻から名和憲嗣さんの4名が選出されました。4名はグローバルな視点をもってローカル(地域)の発展に貢献する、「グローカル」リーダー候補の育成を目的とした「地域人材コース」おいて、三重県が採択された"航空宇宙産業分野の企業へ就職をめざす人材の留学支援"をテーマとして派遣されます。この「地域人材コース」は、文科省からの交付金と県費に加え、県内企業各社の支援協力により成り立っています。
また、7月4日(土)には、MieMu(三重県総合博物館)において「三重県地域人材コース派遣留学生壮行会」が行われました。
この日の壮行会では、鳥羽商船高等専門学校から選出された学生1名を含めた全5名の派遣留学生に向けて、中岡 司文部科学省大臣官房審議官、石垣英一三重県副知事、今回のプログラムにご支援を頂いた企業の皆さんから激励の言葉と、フランス出張中の鈴木英敬知事からのビデオメッセージが送られました。また、学生5名からは留学計画の発表と、多大なる留学支援への感謝の言葉が返されました。
学生らはそれぞれの留学計画のもと、最長で今年9月から来年2月にかけてアメリカへ渡り、ミシガン大学やウィスコンシン大学、NASAジョンソン宇宙センター、ボーイング社などを訪れて、様々な角度から航空宇宙産業分野について学ぶ予定です。