2015年06月03日
三重大学医学部3年生で陸上競技部の細澤幸輝さんが、2015年9月に開催される日本インカレ(天皇賜杯第84回日本学生陸上競技対校選手権大会)に出場することが決定しました。
細澤さんは、今年5月の東海インカレ(第81回東海学生陸上競技対校選手権)において、男子5000mで自己ベスト(14:46.21)をたたき出し、本学の陸上競技部としてはまさに昭和25年以来、65年ぶりの優勝となりました。男子10000mでも3位(31:14.85)という好成績を残し、東海チャンピオンとして日本インカレへの出場権を手にしました。
細澤さんの活躍は1年時から目覚ましく、一昨年には全日本大学駅伝の「東海学連選抜チーム」において三重大学で初の正選手として大学前の第5区を走り抜け、翌年の全日本大学駅伝でも第7区のたすきを担いました。
※関連記事はこちら→https://www.mie-u.ac.jp/topics/kohoblog/2013/11/post-751.html
今年、医学部で最も忙しい3年生になった細澤さんは、毎日フルコマ(朝から晩まで講義または実習が入っている状態)で、スポーツドクターになる夢に向かって頑張っています。
(右写真;普段愛用しているシューズ)
講義後の18時頃からは毎日3時間近くを陸上の練習に費やし、休日や早朝にも自主練習も行うなど鍛錬に余念がありません。空いた時間には家庭教師のバイトを週2回。超多忙ながら月に800㎞(秋冬時:春夏時は600㎞~700㎞)の走り込みは欠かしません。そんな細澤さんも昨年の東海インカレ以降、タイムが伸び悩みスランプに陥った時もありました。その時には、記録は気にせず何より「楽しく走る」ことに専念し、徐々に自信を取り戻していきました。
現在は、気温の高い9月の日本インカレに備え、安定したペースで走れるようフォームの見直しやペース配分などの調整を行っています。陸上競技部監督の杉田正明教授(教育学部)からは、技術指導のほかにもライフスタイルやメンタル面でのアドバイスも受けています。
(左写真:監督の杉田教授と。右写真:ある日の夕食。体調管理も兼ねてほとんど自炊)
陸上以外にも、サッカー・水泳・空手・体操もこなす細澤さんですが、自転車だけは大学2年生になるまで乗れなかったそう。大学生になって転びながら必死で覚え、「これでトライアスロンにも挑戦できるようになりました」と笑顔で語りました。
最後に、日本インカレへの意気込みを聞きました。「まずは自己ベストを出すこと。東海チャンピオンとして関西勢には絶対に負けたくない!関東勢にもくらいついていきたい」とやる気十分のコメントをいただきました。
(部室には部員それぞれの目標を掲示)
現在、三重大学陸上競技部は男子36名、女子7名(1年時除く)。伝統ある三重大学陸上競技部に新たな歴史を刻んでほしいと期待します。三重大学陸上競技部のHP(外部サイトになります) http://mie.or.tv/