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地域戦略センターの松田裕子研究員が「地方創生人材支援制度」で南伊勢町に派遣

2015年03月31日

このたび、政府が掲げる地方創生事業の一環として立ち上がった「地方創生人材支援制度」により、本学地域戦略センター研究員の松田裕子さんが、南伊勢町へ派遣されることになりました。

松田さんは2015年4月から2年間の間、南伊勢町の常勤職員「まちづくり政策監」としてまちづくりに従事することになります。派遣者は、積極的に町政等に関わり、市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定や、総合戦略の施策の推進を担います。

本制度は、政府が地方創生に積極的に取り組む市町村に対し、意欲と能力のある国家公務員や大学研究者、民間人材を、首長の補佐役として派遣し、地域に応じた「処方せんづくり」を支援することを目的に募集したものです。

南伊勢町は若者の定住化を目標に掲げ、特に雇用に対する付加価値を高めることについての見識を持っている「大学研究者」を希望していました。

そこで、農村振興やそれを支える地域リーダーの育成等を研究し、地方自治体等とも連携業務の経験が豊富な松田裕子さんに白羽の矢が立ち派遣者として抜擢されました。松田さんは、これまで東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程在籍中より、都内の財団法人、国立大学、農林水産省農林水産政策研究所等で研究に従事しており、2002年には東京大学博士(農学)を取得。専門の研究領域は農業経済学です。特にEUの農村振興政策の制度分析を通して、我が国における農村地域活性化の課題やEU農政から受ける示唆等を研究。近年の研究テーマの1つが、農村振興における地域のリーダー的存在の育成です。三重大学地域戦略センターでは、三重県が進める南部地域集落支援事業等を担当しました。

広報室のインタビューに答える松田さん

3月20日(金)、総理大臣官邸で開催された激励式にも出席し、派遣者代表の一人として決意表明を行い、また安倍晋三首相に直々に南伊勢町のマスコットキャラクター「たいみー」のぬいぐるみを贈るなど、地域創生の立役者としてその活躍が期待されます。松田さんは、他市町との広域連携や大学との連携を軸に、自身がこれまで研究してきた経験を生かし、「創り、はこび、つなげる」という思いを胸に、南伊勢町のまちづくりに尽力します。

また三重大学人文学部と南伊勢町は平成18年5月に連携協定を締結しており、地域医療支援並びに災害復興支援のボランティア等、研究・教育の面で大変深い関わりを持っています。

松田さんの活躍と南伊勢町の創生、また三重大学の地域貢献に今後、注目が集まります!

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