2015年02月02日
1月26日(月)、(公社)経済同友会 科学技術・イノベーション委員会による三重大学等視察および意見交換会が行われました。
科学技術・イノベーション委員会は、「中堅・中小企業と大学を核とした地域におけるイノベーションの創出(地域活性化)」と「大学発ベンチャーの創出」を重点活動として掲げています。その調査対象に国内の産官学連携による地域活性の好事例のひとつとして三重大学が選出されました。今回の視察および意見交換会には、野路國夫委員長(コマツ取締役会長)をはじめ、安井潤司副委員長(日本電気取締役執行役員副社長)、林 明夫委員(開倫塾取締役社長)、廣澤孝夫委員(企業活力研究所理事長)、藤田昌央委員(コマツ常務執行役員)が来学し、本学からは内田淳正学長、吉岡 基理事、西村訓弘副学長、小林一成地域イノベーション学研究科長が出席しました。
冒頭で挨拶を交わす内田学長(左)と野路委員長
意見交換会では、まず三重大学における地域発イノベーション創出活動について、小林研究科長から「地域の新創造を目指す地域イノベーション学研究科の教育」と、西村副学長から「三重大学の社会連携活動」の報告がありました。報告の後、質疑応答として、大学発イノベーションの技術レベルや地域イノベーション学研究科の今後、シンクタンクとしての大学のあり方についてなど、地域活性化を主軸とした様々な意見が交わされました。
(左より)林委員、安井副委員長、廣澤委員、藤田委員
小林研究科長、西村副学長による報告の様子
続いて、中部経済同友会 三重地区地域懇談会との意見交換会、地元ものづくり企業による報告が行われました。地元ものづくり企業からは、三重大学発のベンチャー企業である医用工学研究所、本学連携企業である辻製油より報告がありました。その後、科学技術・イノベーション委員会の一行は、産官学も協力する、排熱を利用したトマト栽培を行う国内最大級の植物工場であるうれし野アグリの視察に向かいました。
中部経済同友会 三重地区地域懇談会、地元ものづくり企業との意見交換の様子