2015年01月13日
1月10日(土)、ハイトピア伊賀において、伊賀連携フィールド「2014年度後期第4回忍者・忍術学講座」および延期となっていた「2014年度前期第5回忍者・忍術学講座」が行われました。
後期第4回忍者・忍術学講座では、尾西康充人文学部教授による「大衆文学と忍者-貴司山治「忍術武勇伝」」と題した講演が行われました。プロレタリア文学に見られる「忍者的」要素について指摘し、昭和の労働争議を明治維新になぞらえた貴司山治の「忍術武勇伝」について解説しました。
尾西教授による講演の様子
前期第5回忍者・忍術学講座では、吉丸雄哉人文学部准教授による「くのいちとは何か」と題した講演が行われました。代表的くのいちとしてよくとりあげられる望月千代女は実在せず、さらに戦後になって女忍者が登場することを明確に説明しました。
吉丸准教授による講演の様子