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平松教授から「ノーベル賞講演会」、「ノーベル賞授賞式」への参加報告がありました

2014年12月17日

標記講演会、授賞式にゲストとして出席した平松教授から以下のように報告がありました。

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三重大学大学院工学研究科教授の平松和政が、スウェーデンのストックホルムで開催された2014年ノーベル物理学賞授賞式に、名古屋大学の天野浩教授のゲストとして参加しました。

12月8日には、ストックホルム大学で、赤﨑勇教授、天野浩教授、中村修二教授の「ノーベル賞講演会」が開催されました。その様子は、Nobelprize.orgのYouTube(https://www.youtube.com/watch?v=dG2rV4HO1yg)に紹介されています。青色LEDの実現がノーベル賞という最高の研究成果として認められたことは、当時の名古屋大学の研究関係者としてこの上なく嬉しく思います。

赤﨑教授のノーベル賞講演で当時の平松助手の研究紹介
YouTubeで公開されている動画の中の赤崎教授の講演シーン

その中で、赤﨑教授がノーベル賞に係る研究として当時の平松自身の研究を紹介していただいたことは、大変光栄なことでした。あの頃の名古屋大学の赤﨑研究室で、天野教授は大学院生で平松自身は助手であり、実験室での毎日の議論は本当に楽しく充実したものでした。ノーベル賞のことなど全く考えていませんでした。今は、ノーベル賞のような歴史的な研究に関わることができて感謝しています。

12月9日には、赤﨑教授がノーベル博物館で椅子の裏にサインをし、青色LEDなどの関連の品を寄贈されました。

20141211_ノーベル博物館の椅子のサイン

12月10日には、ストックホルムコンサートホールでの「ノーベル賞授賞式」とストックホルム市庁舎での「ノーベルバンケット」に参加しました。それらは、スウェーデン王室主催の歴史ある高貴なものであり、参加のためには千数百人全員が正装(燕尾服など)を義務付けられていました。

大きな研究成果をイノベーションにつなげ人類のために普及することができたことは、本当に良かったことです。そのような研究をすることの大切な意義を、若い世代に伝えていきたいという気持ちをいっそう強くしました。三重大学においても、これを機に本研究に関係する半導体、LED、エレクトロニクスなどの研究分野がいっそう発展することを期待しています。

20141210_ノーベルバンケットでの天野教授夫妻 20141210_正装で授賞式に参加した平松教授
写真左より、天野教授ご夫妻、平松教授

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