2014年10月09日
10月6日(月)、15時より、津駅前の伊勢門本店【EBIIRO】において、第6回三重大サイエンスカフェを開催しました。三重大サイエンスカフェでは、本学選りすぐりの先生を講師に、お茶を飲みながらリラックスした雰囲気の中で、先生のとびっきりの研究をわかりやすく市民の皆さまにご紹介しています。
今回は「生きもののDNAが変える私たちの暮らしと健康」~現場の生物学者が語る遺伝子組み換えとクローンの真実!~というテーマで、地域イノベーション学研究科の小林一成教授から研究内容の紹介がありました。
DNA・ゲノムといった専門用語の解説から始まり、私たちの身近な話題として「遺伝子組み換え食品」や、キリンの首が長くなった理由を例に「親から子への遺伝」について、科学的な且つおもしろい説明がありました。日常生活の中でDNAに「しるし」がつき、体に変化が生じるという現象(エピジェネティクス)について、「最新の研究では、親の努力(獲得形質)は子に遺伝する可能性があります」との小林先生の説明に対し、内田三重大学長より「息子を見ていると自分の悪い癖が遺伝しているように思える。遺伝しなくていいものもありますね」とのコメントがあり、会場は笑いに包まれました。参加者の方からも遺伝子組み換え食品やクローン技術について質問が多数あり、関心の高さがうかがえました。
次回のサイエンスカフェは2015年1月16日(金)15時より、「死後の世界 ~霊魂の行方~」をテーマに、三重大学人文学部の山田雄司教授からのお話を予定しています。詳しくは三重大学のホームページでお知らせします。お楽しみに!