2014年08月05日
7月29日~31日、教育学部地学研究室において、標記サマーセミナーが行われました。
平成26年度三重大学高大連携サマーセミナーは、7月22日(火)から8月8日(金)の期間中に各学部で開催され、県内の高校生に本学の研究や教育に対する理解を高めてもらうことを目的に実施されています。
今回は教育学部理科教育の伊藤信成教授が講師となって、「天体画像解析入門 ~綺麗な天体写真には意味がある~」をテーマに行われました。
講義風景と伊藤教授の説明の様子
伊藤教授からは、天文学の特徴や伊藤教授の研究内容についてなど、学生らが始めて触れる「天文学」について解りやすく説明がありました。講義の中では、「天文学は世の中で一番大きいもの、『宇宙』を扱う学問」「直接触ることのできない星々の謎をとくため、様々な学問の知識を総動員して研究する」などの話もあり、参加した学生は興味津々の表情で伊藤教授の話に耳を傾けました。
みなとても真剣に取り組んでいました
また、天文学のデータ解析体験として、伊藤教授が撮影した白黒の天体写真を、コンピュータを使って解析、着色する作業を行いました。星の等級と色を数値から求め、色と明るさの関係を可視化するという複雑な作業。学生たちは苦戦しながらも、みな笑顔で作業に取り組んでいました。
ここから新たな天文学者の卵が生まれるかもしれませんね。
白黒写真を解析し、着色することで鮮やかな天体写真になりました