2014年07月28日
7月20日(日)、三重大学環境ISO学生委員会とNPO法人町屋百人衆との協働で町屋海岸清掃が行われました。
2005年にスタートしてから第41回目の開催となる海岸清掃。今回の参加者は135名となりました。当日は三重大学関係者や町屋百人衆関係者以外にも、地域住民や地域企業の方々に加え、他県からの参加もありました。
冒頭では、町屋百人衆の伊藤理事から開催の挨拶があり、続いて本学環境担当理事の朴恵淑理事から取り組みについての説明、環境ISO学生委員会からは注意事項の説明がありました。
その中で朴理事からは「『素足で走れる町屋海岸プロジェクト』の一環として産官学民との認識共同体を作り、海岸清掃はもちろんのこと、植物観察会などを通じて、若者が地域と共に成長する場にしていきたい。これからも継続していきましょう」とこの取り組みへの想いを語りました。
冒頭に朴理事と環境ISO学生委員会から説明がありました
海岸には先日の台風の影響もあってか、大小さまざまに多くのごみが見られましたが、参加者は皆和気あいあいとしながらも熱心にごみ収集に励み汗を流していました。
清掃終了後に話を聞いたところ、町屋百人衆の伊藤理事からは「当初は20人ほどで行っていた海岸清掃だったが、学生の力もあり、今では多くの方々が集まってくれるようになった。皆さんの参加を嬉しく思う」との言葉がありました。
また、本学環境ISO学生委員会の丹羽委員長は、「徐々に海岸全体のごみが減ってきたと実感している。三重大生の参加があまり多くないので、これからは三重大生の参加を増やしていきたい」と今後の意気込みを語りました。当日は委員会のOBも駆けつけ、「以前より参加者の規模が大きくなっていて嬉しい」「先輩が作った前例に囚われず、多くのことにチャレンジしてほしい」と後輩にエールを送りました。
大人も子どもも額に汗してゴミを回収しました
この日回収したゴミは全部で43袋にもなり、町屋海岸がまた一段と綺麗になりましたね。
海岸清掃のあとには海岸の植物観察会が行われ、ハマヒルガオやハマボウフウなど、委員会の学生が実物の植物を前に説明を行いました。実物を見ることはできませんでしたが、県の准絶滅危惧種に指定されているハマニガナについての解説などもあり、参加者は学生の詳しい説明に耳を傾けながら、興味深く植物を観察していました。
ごみの集計と海岸植物観察会の様子