2014年04月01日
3月29日(土)、ゆめテクノ伊賀にて開催の「第9回こども大学(主催:公益財団法人伊賀市文化都市協会」に本学の社会連携研究センター伊賀研究拠点が共催し、荒木利芳名誉教授、山﨑忠久名誉教授、加藤進特任教授が講師を務めました。
「こども大学」は、実験や工作などを通じて科学を楽しく学んでもらい、将来地域に貢献できる人材育成を目指した小学生対象のイベントで年2回開催しています。午前の部と午後の部を合わせて60人が参加しました。
「バスボムを作ろう!」では、荒木名誉教授から重曹とクエン酸を使った入浴剤のバスボム団子の作り方について説明がありました。プラスチック製の金魚を入れたバスボム団子を水の中に入れると勢いよく炭酸ガスのあぶくが発生し崩れた団子の中から金魚が飛び出しました。また、バスボムが入ったペットボトルに水を入れゴム手袋をかぶせると炭酸ガスの勢いで手袋が瞬間に膨らみ、驚きと同時に化学の不思議な力を体験しました。
説明をする荒木名誉教授 発生した泡で手袋が膨れ、驚くこども達
山﨑名誉教授から「竹・竹害・竹資源の利活用について学ぼう」と題して伊賀の里山整備の活動から生まれた竹から炭や工芸品をつくる楽しさの説明があった後、加藤特任教授から「竹を利用して世界に一つだけのあんどんを作ろう!」と題した説明がありました。伊賀産の竹筒に豆電球とソケットを入れ込み、「伊賀忍者にん太・しのぶ」の絵がプリントされた和紙を円形にはさみで切りぬいて竹筒に貼りました。暗くした部屋で豆電球をつけると忍者の絵がほのぼのと浮かび上がり夢のようでした。家に帰ってから残りの片面には自分の好きな絵貼って世界に一つだけの「行燈」に仕上げます。
山﨑名誉教授㊧と加藤特任教授㊨
にん太としのぶのあんどん
泡や光のマジックに魅了された子供たちは、春休みの科学体験を思う存分楽しんだようでした。