2014年02月05日
2月4日(火)、総合研究棟Ⅱ第2・3会議室において、生命科学研究支援センター 山田芳司教授による記者会見「動脈硬化の新しいメカニズムを発見 ―心筋梗塞や脳梗塞の分子機序を解明」を開催しました。
今回は、山田教授、東京都健康長寿医療センター、岐阜県立多治見病院、名古屋第一赤十字病院との共同研究により、動脈硬化の進展に強く関連するエピジェネティックス機構(6種類の遺伝子のメチル化または脱メチル化)の発見について会見を行いました。
本研究を基盤として、動脈硬化の分子機序を解明することにより、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の個別化予防に貢献することが期待できます。さらに、今回特定したメチル化や脱メチル化された遺伝子をターゲットとする動脈硬化治療薬が開発できる可能性も生まれてきました。
この研究成果は、英国医学専門誌International Journal of Molecular Medicineに掲載予定です。
本学における研究の発展がますます期待されます。
(写真:会見後もぶらさがり取材が続きました。)