2013年12月16日
12月10日(火)平成25年度第2回防災訓練が行われました。
今回は、津波避難行動、初期消火活動訓練と学外から陸上自衛隊、三重県健康福祉部、津市北消防署、日本赤十字社三重県支部も参加して仮設診療所(野外病院)開設・運営訓練が大規模に行われました。
午前10時20分、南海トラフを震源とする巨大地震(M9.0、最大震度7:津市等)が発生したと想定し、上浜キャンパスの学生・教職員等が一斉に机の下にもぐる等して身を守りました。避難指示放送(訓練)が流れると、それぞれ建物の5階以上へ避難し、安否確認を行いました。
午後は、陸上競技場において、各機関がテントを張り、機材を運びこんで仮設診療所(野外病院)を開設し、続々と運ばれて来る大学職員による模擬負傷者のトリアージおよび治療訓練です。
附属病院からも多数の医師・看護師・技術職員・事務職員が参加し、自衛隊、消防署、日本赤十字社と連携して、負傷者を重症度別に分けられたテントへ運び治療にあたりました。
手術が必要と判断された負傷者は、自衛隊の手術設備が整った野外手術システム(「手術車」と「手術準備車」)へ運ばれていました。
約1時間半の訓練後、内田学長から「三重大学附属病院は災害拠点病院であるので、巨大地震の発生により病院が津波、液状化等の被害を受け、多数の負傷者を受け入れることが困難な場合は、附属農場等他の施設・病院へ場所を移して負傷者を治療することになる。災害拠点病院として機能するためには、各機関の協力と連携が必要。本日の訓練は、臨場感がありとても内容がある訓練だった。」と講評があり、今年の防災訓練を終了しました。
いざという時のため、これからも訓練を重ねることが大切ですね。