2013年11月19日
11月17日(日)、生物資源学部大講義室において、標記シンポジウムが行われました。
このシンポジウムは産業界や公的機関の方々と情報交換を行い、生物資源学研究科について理解を深めてもらうことを目的とし、互いのシーズとニーズを理解することにより、大学のコミュニティ作りに向けた新しい展開の形成を目指しています。
約110名が参加した今回は、生物資源学研究科の61もの研究室より代表し、環境・農林水産分野の研究を対象とした13の研究室の教員・大学院生が、シンポジウム、パネルディスカッション、ポスターセッション、を行いました。(当日配布資料)
シンポジウムでは「衛生管理システムに効果を上げる組織作り」、「バイオによるモノづくり:バイオファイナリー研究開発」など、6つのテーマについての講演がありました。中には教授陣に混じって大学院生が講演を行う場面も見られました。参加者は皆、それぞれの講演に興味深げに耳を傾けていました。
会場の様子 ・ 大学院生による講演
続いてパネルディスカッションでは、三重県の重要産業である水産業の発展と次世代漁業経営育成のための「マリンフードイノベーション」に向けた学部の新たな取り組みについて鳥羽商工会議所をゲストに迎え、地域産業と大学の繋がりをより発展させる施設整備を計画していることを発信し、最後に大会議室前では13課題のポスターセッションが行われ、本シンポジウムは幕を閉じました。
学外からの参加者からは「大学には価値ある知識や発想が眠っていることがある。このような機会をもっと増やして欲しい」という声がありました。
今後の産・官・学での新たな展開が期待されます。
パネルディスカッションの様子 ・ ポスターセッションの様子