2013年10月23日
10月17日および18日に中国天津市で開催された四日市市・天津市交流事業「天津セミナー」に、生物資源学研究科の教員3名が参加しました。
このセミナーは、1980年10月に締結された四日市市と天津市の友好都市提携を契機とし、1982年に天津で開催された環境研修からおよそ30年来、形を変えながらも四日市市と天津市の交流事業として続けられている環境改善に関するセミナーです。
今年度は、「環境アセスメントの理論と実践-農業および港湾における環境評価-」というテーマのもとに、生物資源学研究科から伊藤良栄助教(演題「環境 アセスメントについて-地域における資源再利用の事例を中心として-」資料作成 加治佐隆光教授)、佐藤邦夫教授(演題「農業廃棄物の環境問題と改善策」) および高山進特任教授(演題「日本の環境アセスメントの現状と教訓-伊勢湾干潟、三重県圃場整備の事例から-」)が、四日市市から委託を受けている国際環境技術移転センター(ICETT)の吉田尚司常務理事、松永馨参事をはじめ4名の職員と現地へ赴き、講演とディスカッションを行いました。
天津市からは、天津市環境工程評価センターの万宁主任および環境保護局国際協力所の趙喜梅所長をはじめ多くの職員と、張愛氏、張光玉氏など天津市環境影響評価学会の研究者が参加しました。
三重大学がこのセミナーに関与するのは初めてのことで、現地天津の事情を把握するのに時間がかかりましたが、講演中および講演後のディスカッションおよびスタディツアーを通じ、最近の目覚ましい経済発展とともに同市の環境に関する諸施策が大きく動いており、進歩を続けていることが実感されました。
なお、四日市市の本交流事業では、11月4日から19日まで、4名の天津市環境保護局職員等が四日市市を訪れ、研修にあたりますが、その一環として11月14日には三重大学を訪問する予定です。