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教育関係共同利用拠点(練習船)で「海洋食文化実習(尾鷲コース)」を行いました

2013年10月17日

練習船勢水丸の共同利用(教育関係共同利用拠点制度)の一環で、伊勢湾における海洋観測実習と尾鷲市で水産加工工場の見学や郷土料理の体験を通じ、三重県の地域の食文化を学ぶことを目的とした上記の実習を、109日~11日の3日間の日程で行いました。

今年度は、生物資源学部の学生に加え、名古屋女子大学と鈴鹿医療科学大学から16名の学生を特別聴講学生として受け入れました。

1日目は、勢水丸に乗船し、津・松阪沖でCTD泥器、ベントスネットを用いた実習を行い、伊勢湾の海の状態とそこに生息する生物との関連性について学びました。

2日目は尾鷲市において、鰤・サーモン・鯛等の水産加工工場の見学と地元特産品である鰹の生節加工場を見学しました。生節加工場では、生節の作り方や明治時代の創業以来使われてきた包丁・せいろの紹介と、「近年の鰹の水揚げの減少に伴う生節作りの苦労と工夫」等の現状を説明頂き、学生達は熱心にメモを取りながら学習していました。

3日目、尾鷲漁港の競市見学と、さんま寿しの郷土料理づくりを行い、参加した学生からは、「この実習をとおして楽しみながら港町の食文化を学ぶことができた。」と意見が寄せられました。

3日間にわたる実習で、異なる3つの大学の学生が伊勢湾での船上実習から尾鷲に移動しての水産加工工場の見学・地元郷土料理づくりを体験し、新たな発見と新たな仲間もできるなど、日常大学生活では得ることのできない貴重な経験となったようでした。

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