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生物資源学部資源循環学科の2年生の学生が自由研究を行っています

2013年10月10日

生物資源学部資源循環学科では、研究室配属前の2年生がいくつかのグループに分かれ、教員指導のもとに自由研究を行っています。

今年度は、7グループが夏季休業中を利用して自由研究に取り組んでいます。

10月9日(水)は、イネの葉からどのように養分が吸収されるかを研究しているグループを取材しました。

まず、3・4年生が栽培したイネの葉に肥料である尿素などをスプレーし、葉の内部へ吸収させます。
その葉をニワトコの髄にはさみ、薄く切ります。

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く切り、徒手切片を作成します

最後に顕微鏡で観察し、葉の内部のどの部分にどのように養分が吸収されたかを観察します。

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400倍の倍率で観察しています

担当教員である江原宏教授は、「洪水で植物が水没すると、その植物は軟弱になり、水が引いてからも生育に障害が残り、減収してしまうことがある。その対策として、あらかじめ葉に十分な栄養をためておくことが必要と考えられるが、葉からの養分吸収は不明な部分が多い。今回の自由研究では、学生がそれに挑戦している」と話しました。
また、「植物のことを知るには、その構造と機能を理解することが大切。今回の自由研究を通じ、学生に少しでもそのことを理解してもらいたい」と今回の自由研究の目的について述べました。

研究に取り組んでいる学生からは、「ニワトコの髄にはさんだサンプルを薄く切ることに苦労した」、「細胞が綺麗に見れたとき感動した」、「性能の良い顕微鏡を使っての実験は楽しかった」といった感想が聞かれました。

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養分が吸収された葉を観察しています

また、自由研究のサポートをしている3年生2人と4年生2人からは、「後輩を指導することは自分の勉強にもなる」、「2年生が積極的に参加してくれるとモチベーションが上がる」といった声がありました。

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先輩からも感想をいただきました

研究の成果は、11月に行われる報告会で発表される予定です。

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