2013年09月12日
8月18日(日)、三重大学関係者がブラジルを訪れ、サンパウロ市内で南米三翠同窓会を開催しました。
同窓会は内田淳正学長の訪伯に合わせて開催されたもので、現在の生物資源学部の前身にあたる農学部、水産学部を昭和24年から昭和40年にかけて卒業後、南米大陸に移住したOB18名中11名とその家族等全66名が参加し、三重大からは内田学長、堀国際交流担当理事・副学長等6名の教職員が参加しました。南米に在住するOBの数は全国立大学中最多であり、遠くはアルゼンチンからもOBが駆けつけました。
在学中に一年休学してブラジルに実習生として渡り、ブラジルの魅力にはまってしまった者、在学中から海外移住問題研究会で豪語放談を交わしていた者、在学中から海外雄飛の夢を抱き続け移住した者等々、参加したOBの顔はどれも晴れ晴れとしていました。
OB代表の徳力啓三氏(昭和40年農学部卒)からは「大きな夢、希望をもって南米に移住し、どんな時でも三重大で培った挑戦の精神を忘れずに家族とともに過ごしてきた。我々を育てていただいた三重大、恩師の先生方のことは忘れることがありません。三重大卒業生の50年後の姿を見ていただき、感無量です。」と挨拶がありました。
内田学長は三重大学の近況報告とともに、「移住船で日本から2か月の時間をかけ未知の世界に飛び込んだOBの皆さんが様々な分野で活躍し、南米および日本の両社会に貢献されていることを心から頼もしく思います。」と挨拶し、参加者一人一人と交流を深めました。