2013年09月03日
平成25年9月3日(火)、標記防災訓練が行われました。
この訓練は、10時20分南海トラフを震源とする東海・東南海・南海地震がほぼ短時間に連動して発生、その規模等はM8.7、津市内震度7、伊勢湾に大津波警報が発表された想定として行われ、三重大学災害対策本部が①初動体制確立段階から応急対策活動方針決定までの対応能力の向上、②危機管理マニュアル等の実効性・有効性の検証、③三重大学事業継続計画策定のための資を得ること、を目的とするものです。事務局各部、全学部、附属学校、附属農場、演習林及び附属病院の教職員約150名が参加して行われました。
教職員は皆、額に汗を浮かべながら本番のように真剣な表情で訓練に取り組みました。
(左)学長室に設けられた災害対策本部 (右)被害情報を収集する様子
※停電を想定して照明を消した状態で行われています
(左)大学地図へ被害状況を記入 (右)被害連絡を受け対応にあたる職員
訓練の最後には、三重大学防災アドバイザーの川口 淳准教授から講評があり、「今回の目的である初動体制の確立について、組織や個々が意識をもって取り組んだことは評価できる。今後は、学んだ〝戦術”を生かして、先回りして対応できるよう〝戦略”を立てることが課題」と述べました。また、内田学長からは、「訓練を繰り返す毎に、現実にそくした迅速な対応ができつつある。日常生活の中でも、危機感をもって過ごしてほしい」と総評がありました。
12月には避難訓練や負傷者の搬送等を含めた総合的な訓練が行われる予定です。
(左)本部での各班長からの報告 (右)訓練後の講評・総評の様子