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生物資源学部資源循環学科の2年生の学生が自由研究「海岸に生育するマツに潜む微生物」を行っています

2013年09月06日

生物資源学部資源循環学科では、研究室配属前の2年生がいくつかのグループに分かれ、研究活動を任意の教員とともに行う自由研究を毎年の夏に行っています。

今年度は7グループが夏季休暇中の自由研究に取り組んでいます。

9月5日(木)は、「海岸に生育するマツに潜む微生物」をテーマに研究・実験を行っているグループの取材を行いました。

学生は、大きさの違うマツの葉を採取し、「芽生えの葉の細胞間に存在する微生物の種類・量は、芽生えより大きいものと違いがない」という仮説を立てて実験に取り組んでいます。
現在は、表面を殺菌した町屋海岸のマツの葉を25℃で保たれた恒温器に入れ、菌の培養をしています。

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葉の表面の殺菌は、無菌の状態に保たれたClean Benchと呼ばれる装置の中で行われます

担当教員である松田陽介准教授は、「シーサイドキャンパスという強みを活かし、海岸に生育するマツを実際に観察し、森林の働きを感じてほしい。また、仮説を立てて研究を進めるというプロセスは、研究をしていく上で欠かせない考え方。この実験を通して、そうした考え方を身に付けていってくれれば」と今回の自由研究の目的について話しました。

約1週間後、菌の広がりを観察し、学生が実験前に立てた仮説の真偽を確認する予定です。

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採取したマツの葉の中にいる菌をPDA(バレイショ-ブドウ糖寒天培地)を用いて培養しています

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