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人文学部で平成25年度三重大学高大連携サマーセミナー「日本書誌学」が行われました

2013年08月13日

平成25年度三重大学高大連携サマーセミナーは、7月23日(火)~8月13日(火)の期間中に各学部で開催され、県内の高校生に本学の研究や教育に対する理解を高めてもらうことを目的に実施されています。

最終日となった8月13日(火)は、人文学部1階101教室にて、「日本書誌学」をテーマに、人文学部の吉丸雄哉准教授によるサマーセミナーが開講されました。


 20130813_高大連携サマーセミナー(人文:日本書誌学)    20130813_高大連携サマーセミナー(人文:日本書誌学) (1)
書誌の説明をする吉丸准教授                    教室内の様子

吉丸准教授は「書誌の調査は地味で花形ではない作業だが、研究の中ではとても重要。慣れてくると本の中でどの部分が主要となのかわかるようになる」と話し、書誌の情報の読み取り方を生徒たちに説明しました。生徒らには主に津坂東陽や斎藤拙堂など津藩の儒者の編著が配られたほか、中には250年以上前に刊行された和本もありました。

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実際に本を手にとって情報を読み取る生徒たち 

和本の情報を読み取った後、グループを作って、同じタイトルでも刷りの違う本を比較し、どちらの本が先に発行されたか、本の中で何が差し変わっているか等についてのディスカッションが行われました。

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ディスカッションの様子

和本を実際に手にとって読むことができた、大変貴重なサマーセミナーとなりました。

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