2013年02月19日
2月14日(木)、環境・情報科学館において標記イベントを開催しました。
アカデミックフェアとは、ポスターセッション・口頭発表の場を通し、教育・研究・社会実践の成果を親しみやすく紹介し、体験する「知の祭典」です。今回は、学生だけでなく、教員や事務職員からの発表もあり、大変充実したフェアとなりました。
ポスター発表を行った学生・教員・事務職員にそれぞれインタビューを行いました。
教育学部美術教育コース2年の伊藤 凜さんは、学生によるバーチャルデザインオフィス「カゲムシャ」と協力して、消費者にとって魅力的な植物工場産葉菜類のパッケージデザインを考案しました。 伊藤さんは「デザインをデータで作成する技術とともに、見る側の視点に立った表現方法を意識することができました」と述べました。
また、生物資源学研究科博士前期課程1年の高嶋和也さんは、バイオ燃料生産の効率化を目指した研究成果を発表しました。高嶋さんは「就職活動の際にも、専門外の方にもわかりやすく説明するスキルはとても重要。このフェアは自分にとって大変有意義な機会です」と述べました。
教育実践総合センターの院生、竹村里香さんは、中学生のコミュニケーション力を育てる新たな教育方法としてデジタルストーリーテリングの可能性について研究しています。竹村さんは「こうしたフェアで様々な研究に触れることで、自己のモチベーションが高まります」と感想を述べました。
今回のフェアでは初めて事務職員からの発表もあり、学務部教務チームより高大連携事業の取り組み紹介がありました。共通教育事務室の水谷室長は「大学では様々な事業を展開しているが、学内でも知らない人が多い。学内・学外両方へのアピールをしていきたい」と述べました。
フェア最後の表彰式では、アカデミック大賞に「寝屋子と島の生活」(人文社会科学研究科の林 拓斗さん)、ポスター大賞には「小学校外国語活動でAR(現実拡張)教材を創作できるアプリの開発」(内地留学中の現役教員、伊藤健二さん)、審査員特別賞に「今、キャンパスが未来を変える」(教育学部の辻村 勉、人文学部の久野 藍さん、原 和弘さん)が選ばれ、学長から賞状が手渡されました。
ポスターセッションの様子
伊藤さん 高嶋さん 竹村さん 水谷室長
口頭発表の様子