2012年12月10日
12月5日、環境・情報科学館1階ホールにおいて、標記研修会/シンポジウムが開催されました。この研修会/シンポジウムは、「第6回三重大学国際交流月間2012」の一環でもあり、本学の学生・教職員の他、小中学校教員や教育行政関係者を含む約80名が参加しました。
前半は、内田淳正学長の挨拶に始まり、朴理事・副学長による持続発展教育(ESD)の視点に立った大学全体の取組や環境を通した教育活動などの紹介、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター事業部の柴尾智子次長によるユネスコスクールの現状紹介、文部科学省の岩本渉国際交渉分析官による基調講演、宮城教育大学の川崎惣一准教授による記念講演が行われました。
ユネスコスクールが設立された当時15加盟国33機関であった加盟校が、現在は180カ国以上の国・地域で約9000校に増加しています。「ネットワークである」ということが最大のメリットであり、これをツールとして環境活動、Rice(米)プロジェクト、世界遺産保護など、いろいろなことをやってみるというのがユネスコスクール。これが持続発展していけば社会の質の向上につながっていくでしょうというお話でした。
後半は、名張市や鈴鹿市の教育委員会、本学の教育学部附属中学校他による活動事例報告が発表され、活発な質疑応答が行われました。
平成25年1月にはユネスコスクールの全国大会も開催されるそうですが、今後の三重大学のグローバルネットワークをツールとした持続発展教育活動にも期待がかかります。