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SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)「勢水丸乗船による伊勢湾の海洋調査の方法」が行われました

2012年08月03日

8月2日(木)~3日(金)にかけて、高田高校の生徒たちが練習船勢水丸に乗船し、SPP「勢水丸乗船による伊勢湾の海洋調査の方法」を行いました。

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シップ・オブ・ザ・イヤー2009部門賞も獲得した大学院生物資源学研究科附属練習船「勢水丸」

SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)とは、大学等が高校等と連携して、科学技術、理科、数学に関する観察、実験、実習等の体験的・問題解決的な学習活動を支援する取り組みです。

三重大学の各学部が、さまざまな地域の高校と連携して行なっているなかで、今回は、生物資源学研究科と高田高校で連携して行われ、高田高校からは10名の生徒が乗船しました。

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乗組員が船上での注意事項を説明します

今航海の目的は、伊勢湾(松阪周辺海域)の水質、底泥、生物調査等を通じて、現在の伊勢湾の実態を体感してもらい、貧酸素水塊の発生をはじめとした水質汚濁の問題や湾内の健全な生態系の維持について考察し、同時に、実際の海洋観測を体験することにより、科学への関心をたかめてもらう機会とするものです。

生物資源学研究科の山田 二久次 助教の指導のもと、底棲生物の採集や、CTD(海中の水温、塩分、水圧などを測定する装置)による海洋観測などを行いました。

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乗組員がベントスネットで底棲生物を採集するのを見守ります

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採集した貝や魚などの底棲生物を観察

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CTDの説明に聴き入ります

船内では栄養バランスのとれた美味しい食事も提供されました。

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昼食のカレーライス

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夕食のミックスフライ

船内で一泊した高校生たちは、入浴や掃除、朝のラジオ体操など船の生活を体験しました。

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ブリッジにも入れていただきました

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朝のラジオ体操

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みんなでデッキを掃除

一泊二日の航海で、海洋調査と船の生活を体験した高田高校の生徒たちは、日常とはちがった貴重な経験をし、科学への関心と向学心が高まったようでした。

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