2014年04月11日
三重大学南門付近にある国の登録有形文化財「レーモンドホール」は、平成25年度に耐震改修工事が行われ、本年3月末に竣工しました。
「三重大学 レーモンドホール」は、日本の近代建築に影響を与えた建築家アントニン・レーモンドが1951年(昭和26年)に、三重県立大学の附属図書館として設計・整備したもので、当初は津市大谷町(現三重県総合教育センター・三重県立美術館所在地)に所在していました。その後、三重県立大学が国立移管により、国立三重大学に統合されることになり、1969年(昭和44年)に現在の場所に移築され、旧水産学部の食堂として利用されるなどして、本日に至っています。
同ホールは、アントニン・レーモンドが設計した第二次大戦後初の本格的木造建築であり、日本におけるその後の木造モダニズム建築の出発点となるものとして、歴史的にも非常に重要な建築です。
三重大学は、今後、教育の一環として芸術や文化などの成果を発表し、地域の文化向上に寄与する展覧会などを、同ホールにて今後開催していく予定です。
このたび、その第一弾として、下記のとおり一般展示を開催しておりますので、是非足をお運びください。
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場 所:三重大学レーモンドホール
期 間:平成26年6月5日(木)~7月4日(金)(土日祝日を除く)
時 間:10:00~16:00
入場料:無料
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