三重大学 YUBAメゾット研究・開発・事業化センター 【認定期間終了】

研究概要

三重大学歴史都市研究センター 概要

三重大学YUBAメソッドR&D事業化センターの研究計画

1 研究の背景及びニーズ、目的
歌唱力向上(歌音痴矯正を含む)については研究代表者が提案する方法、いわゆる「YUBAメソッド」が非常に有効であることが国内はもとより海外でも良く知られつつある。このメソッドに基づいた指導、教材(本、CD、DVDなど)開発・普及がこれまでは研究代表者個人の努力により進められてきた。しかしYUBAメソッドに関する学術的な認知は、特に国内ではまだ高いとは言えない状況にあり、学術的な詰めやこれを用いた教材開発等の更なる展開は個人研究の範囲を超えており,産学連携しての組織的な研究・開発が求められる。
また、発声法のみならずバイオメカニックス的な研究によりYUBAピアノメソッドをも確立してきている。鍵盤楽器の演奏練習教具については三重大学を含めいくつかの特許、実用新案が登録されている。研究グループでもYUBAピアノメソッドに基づいた新しい演奏練習教具を開発済みであり、特許申請を行っている。この教具についても組織的な研究・開発が求められる。また歌唱と融合させた応用も展望として考えられ,同じ組織で連動させつつ進めることに合理性がある。
本センターは、YUBAメソッド(新発声法)及びYUBAピアノメソッドの学術研究に基づいた製品開発及びその事業化を行い広く社会に貢献することを目的とする。

2 研究内容及び期待される研究成果
新歌唱発声法(歌音痴矯正法を含む)「YUBAメソッド」に基づいたコンテンツや教具を取り入れたカラオケセットの開発、及びこれらの実証試験をシステマティックに行う。鍵盤楽器演奏練習教具についても発案に基づいた教材の具体化を行う。またこれらを応用した教育方法を確立する。
YUBAメソッドは、これまでにない革新的な歌唱発声法であり、発案者個人だけのものではなく、その効果、応用等を組織的検証し、三重大学の一つのブランドとして確立するに値するものと考える。高らかに唄うことで発話力の向上をはかることやストレスの改善をはかり人のQOL(Quality of Life)を高めるものとして、上手く、楽しく唄うスキル獲得を提供するYUBAメソッドは多くの人々に受け入れられることが期待されるものである。

3 外部資金等獲得状況(計画)
これまでのところはレコード会社や出版社等によりYUBAメソッドに関する書籍、CD,DVD等の教材販売を行っているのみで,三重大学への直接的な外部資金獲得は行っていなかった。
現在は、学内COE(2010、2011年度)、及び関連企業からの寄付金を獲得している。
今後、YUBAメソッドによるカラオケコンテンツの制作や同メソッドを取り入れた練習機能を有するカラオケ装置の開発などで製造会社やコンテンツ制作会社などから外部資金(事業収入や寄付金)が得られる見込みである。

センター長

教育学部 教授 弓場 徹

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