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第10回 伊勢志摩サテライト交流会を開催しました

2019年12月04日

11月8日(金)、鳥羽市民文化会館3階中会議室において、「第10回 伊勢志摩サテライト交流会」を開催しました。

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伊勢志摩サテライト交流会は、三重大学と伊勢志摩サテライト関係自治体(伊勢市、鳥羽市、志摩市、玉城町、度会町、南伊勢町)との間で、特定のテーマをもとに意見交換を行うことを通じて課題解決や官学連携の糸口を見出し、伊勢志摩地域の創生に寄与することを目的とした取り組みです。今回は鳥羽市を開催地として、市町から10名、三重大学から教職員等11名の計21名が参加しました。

この日は「地域づくりと人づくり」をテーマとして、地域の将来を担う人材育成に関して、三重大学教員によるプレゼン、各市町の現状・課題・取組み等の情報共有、ゼミ形式での意見交換を行いました。ゲストスピーカーには人文学部から安食学部長にお越しいただき、「東紀州活性化大学の実験と実践に学ぶ人づくり」と題してゲストスピーチを行っていただきました。

まず本回の導入として、松田裕子サテライト長から「データで見た伊勢志摩地域」について説明があり、将来的な生産年齢人口の大幅な減少を踏まえた地域人材育成の重要性と、必要な視点・論点が提示されました。松田サテライト長からは、「2045年には地域の生産年齢人口割合が5割を切り46%まで減少する。持続可能なまちづくりを支える生産年齢人口が減るなかで、誰がまちをつくっていくのか」「伊勢志摩地域の各市町の転入出超過数の内訳を見てみると、主に伊勢志摩圏内で人が動いていて、ふるさと教育を受けた人が隣の市町に移動している。ふるさと教育は子供だけでなく親も重要だが、学校や地域との接点から学ぶ機会の多い子供に対して、転入してきた大人は地域をどこで学ぶのか」「単一の市町で考えるのではなく広域的な視点で、『伊勢志摩』に住んでいる人で『伊勢志摩』をつくっていく、という考え方があっても良いのかもしれない」等の話がありました。

次いで、各市町における「地域の担い手」の現状・課題・取組についての情報共有を行いました。各市町の出席者から様々な話があり、その中では「高齢化率が90%を超える集落もあり、十年後には無くなる可能性もある」「担い手の世代交代を行ないたいが、現状では難しい状況」等、厳しい現状がある一方で、「地域住民による新しい取組が始まっている」「若い世代との話し合いの場ができつつある」「住民同士を繋げる取組を進めている。人材の掘り起こしや育成に繋げたい」等、次代の地域を担う新たな動向や取組についても情報共有がなされました。

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松田サテライト長によるプレゼン(左)と発言する参加者(右)

続いて、安食和宏人文学部長から「東紀州活性化大学の実験と実践に学ぶ人づくり」と題したゲストスピーチが行われました。安食学部長からは、1994年から10年間継続して行われた「東紀州活性化大学」の取組の説明とそこで得られたものとして、「8市町村にわたる広域的な人材ネットワーク、異業種間でのネットワークが形成できた意義は大きい」「地域には必ず活力ある『人』はいる。彼ら繋げてあげることができれば、お互いに磨かれて地域で活躍してくれる」「地域づくりは義務感を背負うと続かない。本人たちが楽しめるものであることが地域にプラスになる」等の話がありました。

その後は、ここまでの内容を踏まえながら、参加者全員での意見交換を行いました。「地域の集まりなどで一歩引いている人を巻き込むには」や「地域×学生の可能性」等、多岐に渡って話があり、笑いも交えながら終始和やかな雰囲気で行われました。最後には、安食学部長から「地域活性化は究極的にはそこに住んでいる人の満足度だと思う。東紀州活性化大学は少し前の事例であるが、求められるものは今の時代も変わらないだろう。地域の個性的な人を繋げて個性を伸ばすような方向で、『楽しさ』『面白さ』も合わせながら、地域で何を大切にするか、支えるべきものをどう支えるかを考えてもらえれば」との言葉があり、会を締め括りました。

伊勢志摩サテライトでは、今後も各市町と一緒に皆で地域の未来について考えていきたいと思います。

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安食人文学部長のゲストスピーチ(左)とメモをとる参加者(右)

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地域拠点サテライトHP
http://www.rscn.mie-u.ac.jp/iseshima/2019/12/10.html

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