「三重ESDコンソーシアム 三重大学ユネスコスクール研修会2017」と「平成29年度三重大学・中電(株)協働事業エネルギー環境教育報告会」を開催しました!

2018年03月22日

3月17日(土)、三重大学環境・情報科学館において、三重県内のユネスコスクールが三重大学に集まり、地域性を活かした多様なユネスコスクール活動報告会を開催しました。

三重大学は、2009年8月21日に日本の総合大学初のユネスコスクールに登録し、「ユネスコ持続可能な開発のための教育(ESD)」の積極的な推進のため、産官学民との協働体として「三重ESDコンソーシアム」を構築し、日本のトップランナーとして活動しています。三重県内には、三重大学が基幹校となり、小中高の21校のユネスコスクールが活動を行っています。

まず、加納 哲理事・副学長は、ユネスコスクールの量的拡大だけでなく、地域性を活かした活動内容の質的向上が最も重要視される中、三重県内のユネスコスクールが行なっている持続可能な開発のための教育(ESD)のさらなる発展的展開を図ること、また、国連持続可能な開発のための目標(SDGs;17の目標)との連携活動に期待したいとの挨拶がありました。

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挨拶する加納 哲理事・副学長

次に、朴 恵淑人文学部・地域イノベーション学研究科教授は、文部科学省のグローバル人材の育成に向けたESD推進事業に採択された、三重県及びアジア・太平洋諸国との地域・国際連携活動について報告を行いました。
2014年11月に愛知・名古屋で開催された「ESDユネスコ世界会議」のパートナーシップ事業として「ESD in 三重2014」事業、2016年5月の「伊勢志摩サミット」に先かけて、4月に三重大学・桑名市の共催で開催した「桑名ジュニアサミット2016」事業、伊勢湾最大の干潟である松名瀬干潟のラムサール条約登録に向けた生物多様性保全活動、2017年9月に三重大学で開催された「2017秋季日本地理学会学術大会」において、四日市公害訴訟判決45周年記念シンポジウムの開催、ユネスコスクール活動発表事業について報告を行いました。特に、三重大学のエネルギー管理を含め、長年の環境活動が評価され、サステイナブルキャンパス賞2017を受賞されたことについて報告しました。
また、2018年は、北海道の名付け親でアイヌと共に歩んだ松浦武四郎生誕200周年、萬古焼の沼波弄山生誕300周年となる記念すべき年であることを踏まえ、次世代を担う小中高大学生を対象に、SDGs-ESD連携活動を深める取組について報告を行いました。

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報告する朴 恵淑人文学部・地域イノベーション学研究科教授

続いて、SGH(スーパー・グロバール・ハイスクール)である県立四日市高校は、四日市公害と環境未来館での英語ガイド、日米学生会議での活動について英語による発表を行いました。
梅村学園三重中・高校は、松名瀬干潟での海岸清掃や生物多様性学習について発表を行い、セットヨゼフ女子学園高校・中学校は、ウォーカソンという募金活動によるアフリカへの支援、水質調査、大気調査などについて発表を行いました。
三重大学環境ISO学生委員会は、3R活動、緑化活動、地域連携活動など多岐に渡る環境活動について発表し、平成29年度地域環境保全功労者等環境大臣表彰となったことを報告しました。
男女共同参画学生委員会は、学部生を対象に男女共同参画に関するアンケート調査を行い、将来、仕事と家庭を両立するために、職場環境の改善や情報共有が最も必要であることについて報告しました。
ESDクラブは、四日市の100年伝統継承倶楽部との連携による講演会など環境文化交流について報告しました。三重地区中国人留学生学友会は、日中国交正常化45周年記念式典での日中友好協会丹羽宇一郎会長との懇話、日本語、中国語による日中青年友好宣言について報告しました。

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県立四日市高校の発表

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梅村学園三重中・高校の発表

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セットヨゼフ女子学園高校・中学校の発表

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三重大学環境ISO学生委員会の発表

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三重大学男女共同参画学生委員会の発表

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三重大学ESDクラブの発表

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三重地区中国人留学生学友会の発表

終了後、参加者全員の記念撮影が行われ、来年も、国内外に発展的展開を行ったユネスコスクール活動について報告会を行うこととなりました。

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参加者全員

ユネスコポスター

引き続き、「平成29年度三重大学・中電(株)協働事業エネルギー環境教育報告会」が行われました。
平成17年に三重大学と中電(株)との包括協定を締結し、平成19年度から協働事業が始まりました。人文学部の朴 恵淑教授と教育学部の松岡 守教授によるエネルギー環境教育は、ユネスコが推進している「持続可能な開発のための教育(ESD)」の先駆的事業として採択され、今日に至っています。

まず、中電(株)の長谷川真人環境経営グループ長は、低炭素社会・持続可能な経済社会の構築に向けたエネルギー供給源として、中電(株)の戦略となるS+3E、すなわち、安全確保(Safety)、安全供給(Energy Security)、経済性(Economic Efficiency)、環境保全(Environment)について述べた後、次世代を担う学生、地域リーダー、教員の協力による人材育成に期待するとの挨拶を行いました。

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挨拶する長谷川真人中電(株)環境経営グループ長

次に、朴 恵淑人文学部・地域イノベーション学研究科教授は、大学生及び地域の環境リダーを対象としたエネルギー環境教育;SDGs-ESDの発展的展開」をテーマとする成果を報告しました。特に、企業は、これまでの企業の社会的責任(CSR;Cooperate Social Responsibility)を果たすだけでなく、より積極的な企業の社会的価値(CSV;Creating Shared Value)を生み出す価値観の転換が必要であり、次世代を担う若者や地域のリーダーの養成が必要不可欠であることを強調しました。
続いて、人文学部3年生の岡本良啓さんによる浜岡原子力発電所見学によるエネルギーのベストミック、三重県地球温暖化防止活動推進センターの大津春久事務局長による当たり前に使っているエネルギーについて、無駄をなくす生活の見直しなどの報告がありました。

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報告する朴 恵淑人文学部・地域イノベーション学研究科教授

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三重県地球温暖化防止活動推進センター大津春久事務局長の報告

さらに、松岡 守教育学部教授は、平成19年度から現在までにエネルギー環境教育に関わった小中学校の教員が年々増加していること、内容においても全教科を網羅すること、多様な内容となっていることを報告しました。その後、13件の事例発表が行われ、小学校1年生を対象とした宇宙に関わる表現活動、Ene-1プロジェクトSUZUKAへの挑戦など、多種多様なエネルギーと環境に関する教育プログラムが発表されました。

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報告する松岡 守教育学部教授

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小学校1年生を対象とした宇宙に関わる表現活動

本協働事業は、平成30年度においても引き続き、行うこととなりましたので、さらなる発展的展開が期待できます。

中電ポスター

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