Beyond-5G/6G 無線通信応用技術研究センター

重点リサーチセンター

Beyond-5G/6G 無線通信応用技術研究センター

Advanced Research Center for Applications of Beyond-5G/6G Wireless Communication Technology

センター概要

2020年より、日本国内で「第5世代(5G)」無線通信サービスが開始されました。5G無線は、通信における重要な性能要件である「高速性」、「低遅延性」、「多数同時接続性」を、4G無線(LTE)に比べて格段に向上させた優れた通信システムです。現在、全国各地で5G無線エリアの拡充が進められています。一方、研究分野においては、「高速性」、「低遅延性」、「多数同時接続性」を それぞれ5G 無線に比べてさらに10倍向上させる先進的な第6世代(6GあるいはBeyond 5G)無線のための研究・開発競争が世界的に活発化しています。

三重大学工学研究科では、国立研究機関・民間企業との共同研究により、5G無線用アンテナの精密計測や無線レシーバーのための「高性能光電界センサ」を世界で初めて開発・実用化することに成功しました。
https://www.mie-u.ac.jp/R-navi/release/cat801/-5g-5g5th-generation54glte5g4glte10023-5g5g-3cm5mm-400.html

さらに、三重大学工学研究科は、情報通信研究機構(NICT)の委託研究として、国内大手通信キャリア・無線機メーカと共同で6G/Beyond 5G無線のための無線・光融合通信システム(無線フロントホール)の研究開発を推進しています。 本リサーチセンターは、これらの研究成果・研究プロジェクトのリソースを中核として、若手研究者が強みを持つ新技術(GPSベース超高精度位置検出、メタマテリアル・メタサーフェス)などを融合させることにより、新しい電波応用技術を追究して社会実装を図ることを目指しています。特に、地域との連携を重視して、医療現場や国際規格レーシングカーサーキット、博物館等でのフィールド実証・評価試験を鋭意進める予定です。さらに、第一線の研究者を招いたセミナー・情報交換会を開催して、若手研究者の教育・研究交流を進めます。

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