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宮川の清流に「人」と「活気」を呼び戻すモデル活動

事業の目的:
 日本一の清流として知られる宮川には、以前は多くの人が観光や遊漁に訪れました。しかし最近は、子供や若者たちは街の娯楽施設や自宅でのTVゲームに興じてしまい、自然とふれあう機会が激減したためか、宮川は活気を失いつつあります。私たち生物資源学部の関連教員や学生は、三重の自然環境と生物を教育研究の材料として成長してきました。三重県が古くから誇りとしてきた宮川の自然を護り、地域を活性化する資源としてとらえて活かす方策を提案することは、私たちの地域に対する恩返しとしてふさわしいと考えます。
 若者の自然離れをくい止めるためには、まずは彼らに自然の面白さや楽しみ方を知ってもらうことが大切です。彼らが自然と親しみ、戯れることのできる大人になり、子や孫の世代にそれらを伝える伝道者となってもらうことが望ましいと言えます。
自然の中には様々な理科の教材があり、友達と自然の中で遊ぶことで、豊かな発想力、応用力、コミュニケーション力、そして体力が身につきます。本活動では、三重大学生物資源学部の教員と学生が、宮川上流漁協とNPO大杉谷自然学校との共同で、津市内の小学生(4~6年生)を対照に「宮川の自然体験教室」を開催し、参加する小学生たちに、自然の魅力と観察方法、生物の多様性と不思議、豊かな環境の恵みと保全の仕方など、私たちが日頃の教育研究活動で得た知識や情報を、いっしょに遊びながら、わかりやすく説明、指導することを目的としました。

共同実施者および関係支援先
宮川上流漁協:http://www.ma.mctv.ne.jp/~mj-ototo/
大杉谷自然学校:http://osugidani.jp/
大台町観光協会:http://web-odai.info/
子どもの水辺サポートセンター:http://www.mizube-support-center.org/top.html
ラインブレイク:http://suzuka.cool.ne.jp/linebreak/index_pc.html