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三重県私立幼稚園対象の大豆100粒運動支援

活動の概要
日本の伝統食文化の崩壊と重要な食材である大豆の在来品種(地大豆)の消滅の危機を憂いた料理評論家辰巳芳子氏が立ち上げた子供たちに大豆栽培・加工を体験させることで大豆の重要性を認識させようとする「大豆100粒運動」は長野・神奈川|から全国に広がりつつある。三重県においても重要性を認識した大塚製薬株式会社が中心となり参加することになった。実際の参加形態、運営管理環境、交通手段等を考慮し先ずは送迎バスをもつ私立幼稚園から始めることとなった。ダイズを栽培する圃場がない幼稚園のため県内2ないし3カ所で共同栽培圃場を設置する。中勢地域では栽培実績と教育経験豊富な三重大学の附帯施設農場が担当する。各地の展開をみると小中学校等の参加希望機関が増加し、今後、より大きな活動となることが予想される。
本活動により日本の伝統食文化の理解や食育の発展がさらに進むことが期待され、大学としての地域貢献の意義と効果は大きい。
なお、本学共同実施者の梅崎輝尚は平成24・25年度の附帯施設農場長であり、大豆100粒運動を支える会の顧問としても活動している。

    → 平成24年度活動実施報告書