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乳がんマンモグラフィ検診受診率の向上と検診結果共有ネットワーク普及のための活動

活動の概要
乳がんは40歳以上の女性がかかる癌の第1位であり、日本人女性の16人に1人が罹患するがんである。しかしこのがんは早期発見を行うことで完全治癒が期待できる。早期発見にはマンモグラフィによる乳がん検診が有効であり、厚生労働省も検診受診率50%を目指しており、三重県でも当然目指さなければならない目標である。
そこで、三重大学病院を筆頭に県内の医療機関の有志が集まり、NPO三重乳がん検診ネットワークが設立され、乳がん検診受診率向上のための啓発活動や、自身の技術の向上のための講習会を開催している。また三重大学の永澤らが開発した、県内の医療機関をネットワークで結び、乳がん検診結果を一括管理する事が出来るシステムを用いて、県内どの医療機関で検診を受診しても過去の結果を加味した検診を受けることができるような環境を作っている。
活動を初めて7年経つが、三重県の検診受診率は47都道府県中45位から32位へと上昇しており、また本ネットワークに加入する受診者が10万人を突破し、県内全ての乳がん検診対象者の6人に1人が加入したことになっている。
本活動はこのNPO三重乳がん検診ネットワークと共に、乳がんマンモグラフィ検診の受診率の向上を目指し、また、検診結果共有システムを普及させ、高精度な医療を提供するものである。

     → 平成23年度活動状況報告書