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三重の産業を組み合わせた複合商品の開発と知財教育

【活動の概要】
一般に商業高校では商品開発を授業に取り入れているが一商業学校の取り組みでは開発できる商品に限界がある。三重県内各地に伝統的な餅が売られているがその多くは県民でも良くは知られておらず,一部を除き多くは売れていない。また,三重県には豊かな森林があるが,利用されているのはごく一部である。
これらの状況を打破するために,大学を含めた連携による新しい展開が求められている。
一商業高校の取り組みでなく,産(森林組合,菓子工業会,日本弁理士会),学(三重大学,四日市大学),官(特許庁,三重県産業支援センター)等が連携することで,三重県の菓子工業,森林産業にインパクトを与える商品開発を行うと同時に,高校生,大学生の知財教育と起業家教育を推進するという,win-winの関係を構築するのが本活動の目的である。

活動内容:
【初年度】地場産業(菓子工業会,森林組合等)とブレインストーミングを行い,新商品の試作開発を行う。【2年度】三重の埋もれがちな既存の商品を組み合わせて新しい商品を開発(再開発)する。再開発した新商品のネーミングやロゴマークを作成し,商標出願する。新商品のパッケージデザインは意匠出願する。また,三重の伝統的な商品とおもてなしを説明するしおりを作成する。【最終年度】完成した商品を販売するシステムを築く。高校生,大学生も販売に関与する。状況によっては新しく構築した販売システムについて「ビジネスモデル特許」申請を行う。

→ 平成25年度活動状況報告書