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30_東紀州サテライトを拠点とした地域プロジェクト型インターンシッププログラムの開発(継続2年目)

【活動の概要】

1.本活動の背景,必要性,目的

東紀州地域では地域外へ流出する若者人口が激増し,少子高齢化がすさまじい勢いで進行している。地域の中小企業では企業ニーズにマッチした人材を確保することが著しく困難な現状がある。また,教育や福祉,老人介護などを担う人材確保も深刻な状況にある。いくつかの企業では周辺大学からの短期的な学生インターンシップを通した人材獲得を狙う動きが見られるが,必ずしも効果的な人材の獲得に結びついていない。このような状況の中で本事業では,東紀州地域の企業・行政などと協力して,中~長期の地域プロジェクト型インターンシッププログラムを開発する。三重県に立地する三重大学が地の利を生かし,学生が設計した地域プロジェクトの始めから終わりまでの活動を体験することで,三重県東紀州地域のことを知り,そこで働く人々の姿を間近で見て体験する。そのことを通して,東紀州地域への就職・定着に結びつけていくことを目的とする。

前述のとおり,短期間の体験型のインターンシップは多く見られるが,このようなタイプのインターンシップでは「地域に就職する」という熱意や決意を生むことは極めて難しい。企業・大学それぞれに「地域に若者を定着させる」効果的なインターンシップとはどのようなものか,経験やアイデアがなかったり,プログラムが存在しなかったり企業・大学の情報交換が不十分であり,そもそも効果的なインターンシッププログラムの立案が困難である,といった背景がある。東紀州の「地域を知る,地域の課題を解決する,魅力ある元気な企業や仕事をする人を知る」事が出来る,効果的で有効なインターンシップが求められている。本活動では,東紀州サテライトを拠点とし,東紀州地域の元気な企業とともに,地域プロジェクト型の効果的なインターンシップの設計と計画立案を行うことを目的とする。

2.活動する地域と内容

平成29年度の活動により,連携中小企業の絞り込みと,効率的に必要な人材を獲得することができるインターンシッププログラムの構築体制が整った。今年度はこのプログラムの具体化および実行と,更なるプログラムの改良を行う。

3.期待される活動成果等

効果的な地域プロジェクト型インターンシッププログラムが構築されれば,中小企業にとって必要な人材獲得の基盤掲載が図られ,地域の人材確保に繋がる。また,本学にとって,東紀州地域における中小企業等への就職および当該地域への定住を希望する学生,地域で活躍する人材を生み出すことが期待できる。関連自治体との共同プロジェクトである他,参加企業との共同研究契約締結を前提としたプロジェクトとして展開する準備が整っている。関連自治体の担当課職員には,プロジェクトの進行に応じて適宜参加していただく。

→平成30年度活動状況報告書