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27_名張市錦生地区のコミュニティを活用した食育プログラムの開発

【活動の概要】

1.本活動の背景、必要性、目的
 今回の申請で対象とする活動は錦生自治協議会が実施している子ども向けの体験教室「ニシキッズ」である。この活動は廃校となった錦生小学校の有効活用と地域づくりを目的として平成26年度から実施されている。昨年度は11のプログラムを実施したが、参加者の増加をはかるためのさらなる魅力的なコンテンツの開発が求められている。
子どもの興味・関心の高い題材の一つに食を対象とした活動が挙げられるが、現時点ではこれを実施するだけのノウハウ、設備、体制が整っていない。そこで、三重大学教育学部食品学研究室においてこれまでに行ってきた食育の実践研究の成果をここで活用することにより、この課題を解決することとした。本事業の支援を受けることにより、今後継続的に食育活動を実施する体制を整えることが可能となる。

2.活動内容
 本研究室でこれまで実施してきた食育プログラムの中でも、有効性が高かった「親子料理教室」をとりあげ、「ニシキッズ」での実施に合わせて修正を行い、試行する。
 参加者や実施担当者にアンケート調査を実施し、プログラムの課題を分析し、改善策を提案する。また、調理方法や食材の異なる4~5つのプログラムを作成し、それぞれについての実施マニュアルを作成する。

→平成27年度活動状況報告書