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27_地域の外国籍児童のための日本語支援 -子どもの日本語1.2.3-

【活動の概要】

1.本活動の背景、必要性、目的
 三重県では、国内でも外国人労働者とその家族が定住する傾向にある地域の一つである。外国籍児童については、日本語の問題やアイデンティティに関する問題が大きく、指導する人材も少ない。
 これまで、2007年度本学の国際交流基金「実践日本語教育Ⅱ-留学生の母語による夏休みの宿題の助っ人」の実施、2007年~2008年の文化庁「生活者として外国人事業」の受託事業「三重大学のボランティア日本語講師養成講座」、2009年~2011年の本事業による「外国籍児童のための母語保持教室」、2012年度『平成24年度子どもゆめ基金子ども向け教材開発・普及活動助成』事業を実施してきた。
 2014年度「外国籍児童のための文法・文型積み上げ式のデジタル日本語教材開発」により作成した『子どもの日本語1.2.3.』を使って、特に地域で支援の必要な集住地区において外国籍児童のための日本語支援を行う。
 地域で孤立しがちな外国籍児童に日本語を支援し、将来日本を支えていく国際的人材への育成を目指すことは、今後日本社会に必要であり役立つものである。
 定住化が進んでいる地域に居住する日本語支援が必要な子供たちに、日本語を指導し、高等教育へ進めるよう促していく。そして、将来日本社会と母国との架け橋になっていく人材を育成する。

2.活動内容
 夏休みと冬休みに、集中して日本語を学ぶ日本語教室を開催し、日本語の4技能(読む・書く・聞く・話す)の力を高め、日本語学習の遅れを取り戻す。

→平成27年度活動状況報告書