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カシミール A. ヨースト氏(ジョージタウン大学 外交研究所シニアフェロー)が講演

1月28日(木)、地域イノベーション研究開発拠点の3階の地域イノベーションホールにおいて、ジョージタウン大学 外交研究所シニアフェローのカシミール A. ヨースト氏をお招きして、「The Group of Seven(G7) and the Rise of the Rest(主要国首脳会議と新興国の台頭)」と題して講演会を行いました。

本講演会は、名古屋アメリカンセンター(米国領事館広報文化交流部)の協力も得て開催され、会場では、国際交流センターの栗田聡子准教授の司会のもと、英語と日本語の同時通訳で行われました。

ヨースト氏は国家情報会議(NIC)での勤務やジョージタウン大学外交研究所の所長など多彩な経歴をもち、今回は、第42回主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の開催にあたり、一つの機関が決定を下したり、施行する事が出来ないパワーの分散時代においてG7が直面する課題などについて、特に世界の変化を踏まえて講話がありました。

講演では、これまでの世界の動き、今後懸念される課題などからはじまり、伊勢志摩サミットに出席する首脳国が抱える問題やサミットで期待されることについて説明が行われました。

最後に行われた質疑応答では、高校生や留学生、教員から活発な質問が行われ、「リーダーとなる人材に必要なことは」との質問にヨースト氏は「優れた教育を受け好奇心を持ち、色んな所へ旅に行くことが大事です」と答えた上で、「良いリーダーは色々なことに興味を持ち、沢山質問をします。私は質問に答えてばかりだけれど」と会場から笑いを誘いました。ヨースト氏の軽快なトークに参加者は興味深そうにうなずくなど、世界の動向について知識を深めた様子でした。