- 学長ブログ ある地方大学長のつぼやき -

三重大学長の「つぶやき」と「ぼやき」のブログです。

今、三重大学の学長室へ行くと、トイレットペーパーがもらえるよ!

  gakutyousitu1.jpg   さて、今日は、三重大学の学長室を紹介しましょう。

   学長室は三重大学の正門を入って正面に見える5階建ての本部ビルの2階にあるんですが、とっても広い部屋なのです。その部屋に執務用の机と、応接セット、そして会議用の机があります。つまり、執務室兼、応接室兼、会議室です。有効利用といえば、そうかもしれないのですが、一人で執務をするにはちょっとひろすぎますね。私一人しかいない時には冷暖房がもったいないし、電気代ももったいないと感じます。それで、ふだんは、私の机の上の電気だけをつけるようにして、部屋全体としては薄暗くしています。

gakutyousitu2.jpg    冷暖房は、執務机の横のボードに寒暖計がつるしてあり、これで、きっちりと冬は19度以下、夏は28度以上にならないと空調をつけないようにコントロールしています。しばらく続けると、寒暖計を見なくても、自分自身の感覚で19度以下になったか、28度以上になったかがわかるようになりますよ。人間の感覚って、けっこう鋭いんですね。

   学長室がいちばん夏は暑く、冬は寒いといううわさなのですが、ということは、三重大学の皆さんの中には、きちんと設定温度を守っていない人がいるかもしれないということですかね。三重大学でも例年どおり6月から“クールビズ”が始まりますが、今年は時々、教職員の皆さんの部屋をのぞいてみますかね。ドン小西のファッションチェックならぬ、豊田学長の温度チェックだぞ。

gakutyousitu3.jpg    ところで、入口側の壁に、本学の60年近い歴史を築かれた10人の学長さんの写真が掲げてあります。去年、私の判断で初めて掲げました。学内に見つからず、ご遺族に連絡をとって送っていただいた写真もあります。歴代の学長さんの写真とか肖像画を飾るのは、あたりまえのことにように思うのですが、三重大学では60年間、誰も言いださなかったのですかね。

   会議机の端には、液晶の大型ディスプレイがあります。これを使って、連携している和歌山大学の学長さんたちと遠隔会議をしましたよ。また、学内でコンピュータが普及しているにも関わらず、中期計画に掲げたペーパーレス化がなかなか進まないことにしびれをきらして、職員の方々には、とにかく学長には「紙」をもってこないでくださいと宣言し、できるだけこのディスプレイに資料を映して、説明をしていただいています。

gakutyousitu 5.jpg    さて、いよいよトイレットペーパーの話に移りますが、応接セットの横にトイレットペーパーのピラミッドが作られています。このトイレットペーパーは、4月24日のブログで書いた古紙回収ボックスの資源ゴミでできたトイレットパーパーなのです。5月15日に は、「古紙再生利用化プロジェクト成果報告会」を行い、ISO学生委員会のみなさんと一緒に写真 gakutyousitu4.jpg をとりました。

    その日以来、学長室を訪問されたお客さんに、このトイレットペーパーをお土産に差し上げています。包装紙には、三重大学の環境活動のシンボルの“まもる君”や、このトイレットペーパーの由来がデザインしてあります。

   皆さんも一度学長室をおとずれてください。“まもる君”じるしのトイレットペーパーをお一人1個差し上げます。でも、もらった以上は環境活動に一生懸命とりくんでくださいね。