- 学長ブログ ある地方大学長のつぼやき -

三重大学長の「つぶやき」と「ぼやき」のブログです。

学生の主体性で勝ち取った三重大学合唱団の快挙
~全日本合唱コンクール銀賞おめでとう~

   2月20日三重大学合唱団のみなさんに学長表彰を行いました。昨年の9月22日に催された日本合唱連盟主催の「全日本合唱コンクール、中部支部大会」で金賞を受賞し、さらに、11月10日の全日本合唱連盟主催の「第60回全日本合唱コンクール全国大会(大学部門Bグループ)」に出場し銀賞を受賞したことがその理由です。ちなみにBグループというのは33人以上の団体で、33人未満がAグループです。

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    今年の1月19日の定期演奏会が第47回目ということで、三重大学の中では歴史を積み重ねてきたクラブであることがわかります。全国コンクールの出場は26年ぶりとのことでした。

   この合唱団の特色としては、正・副指揮者を学生が務め、日常の練習や演奏会活動などすべて学生が主体で企画・運営をしていることがあげられます。ただ、今年度はプロ合唱指揮者の横山琢哉氏に2回指導をしていただいたことも、学生たちを大いに刺激して、今回のよい結果につながったのかも知れません。

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   それにしても、たった2回の指導でレベルがアップするとは、横山さんの並々ならぬ指導力の賜物と想像しますが、三重大学合唱団が自分たちで主体的に向上しようと努力してきた積み重ねがあって初めて、指導の効果が発揮されたのではないかと思います。このことは合唱にかぎらず、すべての教育に言えると思います。学生が自分で主体的に学習しようという気持ちがなければ、先生がいくらいっしょうけんめい講義をしても、教育効果はあまり期待できないものです。

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   演奏を聞けなかった私のために、顧問教員で教育学部教授の桂直美さんが、今回の全国コンクールの自由曲で歌った、千原英喜作曲、混声合唱のための「おらしょ」―カクレキリシタン3つの歌―、のCDを送ってくれました。自画自賛になりますが、なかなか、たいしたもんですよ。

   3月29日には、三重県文化会館中ホールにて、三重大学教育学部の附属小学校・附属中学校の合唱部とのジョイントコンサートを開く予定とのことです。附属学校の合唱部もレベルが高いので、きっとすばらしいコンサートになると思います。附属幼稚園の子どもたちもステージに加わってくれることになっているそうですよ。

このブログを読まれた皆さんの中で、都合のよい方がおられましたら、ぜひ、聞きにきてください。