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工学研究科の小塩明 助教がカーボンナノチューブ開発メンバーとして欧州発明家賞を受賞しました!

2015.6.12

欧州特許庁が主催する、欧州発明家賞の非ヨーロッパ諸国部門において、「カーボンナノチューブ」開発メンバーの小塩 明助教(三重大学工学研究科)、開発者のNEC特別主席研究員・名城大学終身教授の飯島澄男氏および、産業技術総合研究所の湯田坂雅子氏が2015年度欧州発明家賞を受賞しました。

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2006 年に設立された欧州発明家賞は、技術的、社会的、経済発展に貢献した優れた発明に対して付与するもので、産業部門、研究部門、中小企業部門、非ヨーロッパ諸国部門と功労賞の5 つの部門と、一般からの投票で決まる「Popular Prize(ポピュラープライズ)」で構成され、毎年5 つの部門から各3 名(チーム)、合計15 名(チーム)がノミネートされていました。

カーボンナノチューブは炭素原子だけからできている、とても小さな筒状の物質で、直径は10億分の1メートルほどの大きさです。軽さはもアルミニウムの半分ほどにもかかわらず、強度は鋼鉄の10倍、導度は銅の1000倍、熱伝導率は銀の8倍にもなるもので、このカーボンナノチューブを特殊な条件下での高純度で高品質のカーボンナノチューブの製造法を開発したことが認められて今回の受賞となりました。

日本人の欧州発明家賞受賞は、「非ヨーロッパ諸国部門」では"史上初"の受賞となります。

小塩先生、おめでとうございます!

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